大高緑地「恐竜パーク」計画を考える

名古屋市緑区にある県営大高緑地公園内の樹林地に「恐竜パーク」を誘致する愛知県の計画について考えます。

2. 恐竜パーク計画の概要

恐竜パーク計画とは

 名古屋市緑区にある大高緑地(公園)内、若草山西側の樹林地(3.2ha)に実物大の動く恐竜像30体を設置したコースを整備し、自動運転の電動カートや徒歩で探索することができる自然体験型恐竜探険アトラクション「ディノアドベンチャーライド名古屋」を開業する計画です。

 利用料金として、以下の金額が予定されています。

 カート(約20分、恐竜30体) 大人1300円、中学生以下900円
 遊歩道(約20分、恐竜10体) 大人300円、中学生以下200円

 

 なお、施設のイメージ画像は下記のページ(外部サイト)に掲載されています。 

(参考)愛知県ウェブサイト
 大高緑地における民間活力を活用した新たな公園施設について
 http://www.pref.aichi.jp/soshiki/koen/0000086210.html

 

恐竜パークの開業時期

 2015年10月の時点では「2016年7月頃に開業予定」と発表されていました。

施設の設置運営事業

 岐阜県郡上市で同種施設「ディノアドベンチャーライド」を運営している株式会社エヌエーオーが恐竜像、コース、売店、フェンス、その他必要な施設・設備を事業者の費用負担で設置し、運営する計画となっています。

 なお、同社は公園を保有する県に対して、愛知県都市公園条例の定めに基づく土地の使用料として年間約1300万円を支払い、施設運営で得た料金・物販収入は同社が得ることになります。

 

(参考)岐阜県郡上市にある同種施設 *外部サイト
 ディノアドベンチャーライド
 http://www.naocorporation.com/dino/

 

施設の想定来場者数

 同社が県に提出した企画提案書によると、ファミリー層を主な利用者と想定し、年間約10万人の来場者数が見込まれています。

※想定来場者数の根拠については「8.開示行政文書の検討(開示文書の公開)」のページをご参照ください。